人付き合いに疲れやすいあなたへ:人間関係に“健やかな境界線”を引く方法
- chietokuyama
- 4月12日
- 読了時間: 3分
更新日:4月14日

こんにちは。カウンセリングルームwabisabiです。
今日は、人間関係で「つい無理をしてしまう」「後でどっと疲れてしまう」そんな方に向けて、人との間に境界線(バウンダリー)を引く方法についてお話しします。この「境界線」は、誰かを遠ざけるためではなく、本当に人と心地よく関わるために必要なものなんです。
なぜ、境界線が必要なのか?
人間関係の中で、自分をすり減らしながら相手に合わせていると、やがて心が疲れてしまいます。
「もっと気を遣ってあげなきゃ」
「断ったら嫌われるかも」
「頼られるのはありがたいこと…」
そう思っていると、知らないうちに自分の心のスペースがなくなってしまうことがあります。でも、本当の意味で人を大切にするには、まず自分自身を大切(セルフケア)にできていることが大前提。境界線とは、冷たい線ではなく、『自分と相手が心地よくいられるための“優しい線”』なんです。
境界線があいまいな人の特徴
「NO」が言えず、いつも相手に合わせてしまう
頼られると、無理をしてでも引き受けてしまう
「自分より相手の気分」を優先してしまう
人とのやりとりの後に、強い疲れや自己嫌悪を感じる
これらの傾向がある方は、無意識のうちに境界線があいまいになっている可能性があります。
境界線を引くための4つのステップ
1)自分の気持ち、自分の限界に気づく
まずは、「今、本当はどう感じてる?」と自分に問いかけてみましょう。疲れてるのに無理していないか、不安なのに我慢していないか。“気づくこと”が、最初のステップです。
2)小さな「NO」から練習する
いきなりハッキリ断るのが難しい方は、やんわりした断り方から始めてみましょう。
例えば、
「ちょっと余裕がなくて、また今度でもいい?」
「少し考えてから返事してもいい?」
など、クッション言葉を入れると伝えやすくなります。
3)罪悪感との付き合い方
断ることに罪悪感を感じる方も多いですが、NOを言うことは悪いことではありません。むしろ、「自分の心を守る」(セルフケア)健やかな選択です。「NO」と言った自分を責めるのではなく、「よく自分の気持ちに気づけたね」と優しく声をかけてあげてください。
4)他人の反応は“相手の課題”
相手がどう感じるか、どう反応するかは相手の問題。それは私たちがコントロールできないと理解することが必要です。私たちができるのは、自分の気持ちに誠実でいることだけ。その先の相手の反応までコントロールしようとしないで大丈夫です。
境界線は“距離”ではなく“信頼”
境界線を引くと「冷たい人だと思われるかも」「優しくないと思われる」と不安になる方もいますが、本当はその逆です。無理せず付き合える距離があるからこそ、長く良好な関係を築くことができます。自分を大切にできる人は、相手のことも本当に大切にできるのです。
まとめ
境界線は、自分を守るための優しい線
自分の感情に気づき、少しずつNOを伝える練習をしよう
罪悪感が出てきても、「私は私を守っている」と受け止めて
人との健やかな関係は、自分を大事にすることから始まる
「わかっているけど、やっぱり難しい」「ひとりではなかなか変われない」そんなふうに感じることも、決して珍しくありません。カウンセリングルームwabisabiでは、あなたが無理なく境界線を引きながら、心地よい人間関係を築いていけるようサポートしています。自分を大切にする一歩を、ここから始めてみませんか?
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